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自律神経失調症は、からだだけでなく、さまざまな精神症状を伴います。自律神経失調症は、からだの病気の時も心と精神の病気の時もあらわれます。具体的には「イライラ」「ささいな事が気にさわる」「何も興味がわかない」「気持ちが落ち着かない」「不安でしかたない」「憂うつになる」「わけもなく死にたくなる」などが症状としてあらわれます。心配事や疲労蓄積の時は、精神面にも影響が出るのは当然です。からだと精神の関係は、切り離して考えることはできません。だるさや倦怠感があるからやる気が出ないのか、何もしないでボーっとしているからだるさや倦怠感を感じるのか、どちらが先かを判断するのは困難です。精神症状を訴える人は、なんらかの全身症状もあらわれているでしょうし、全身症状を訴える人にも精神症状は出ているはずだからです。 |